木型(抜き型、トムソン型)について
お菓子やティッシュペーパーの箱、魚や肉を入れる食品トレー、電子機器など、私たちにとって身近なものが、木型の技術で作られていることをご存知でしょうか。紙やプラスチック、鉄など、どのような素材でも”もの”を作るためには必ず「型」が必要です。元々は鉄で作った「金型」が使用されていましたが、現在ではベニヤ合板に展開図通りの溝を作成し、その溝に鉄の刃を取り付けた「木型(抜き型)」が広く利用されています。
金型よりコスト・スピードともに優れた木型は、レーザーによる溝加工などにおいてCADによる制御が可能となり、より精密な型が作成できるようになりました。池田木型製作所では、こういった「木型(抜き型)」の設計・製作を行っております。
紙・ダンボール etc.
木型の試作品・パッケージ・包装資材・パネル・POP製作、何でもご相談ください!
オリジナルのギフトボックスや等身大パネル、商品POPを作りたい。
そんな時には、池田木型製作所へお任せください。木型(抜き型)製作で培ったノウハウや技術により、オリジナルの形状で包装資材をカッティング・加工することが可能です。
環境に配慮したシンプルな製品パッケージや、イベント等に使用するユニークな形のギフトボックスまで用途は様々です。
「設計やデザインからお願いしたい」という場合でも柔軟に対応できます。
ベニヤやPPなどの硬い素材はレーザー、紙やゴムなどの柔らかい素材は振動型など、打ち抜く素材によって様々な加工方法で対応しています。ご要望に応じて幅広く柔軟に対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
制作から納品までの流れ
容器トレー(食品容器・厚みのある物 etc.)
形状や打ち抜き素材の材質など、どんなご要望もまずはご相談ください。
主に PP・PET・発砲スチロール・樹脂等を使用した食品トレーや、中で製品がぐらつかないよう固定するための製品パッケージを作成する際の木型(抜き型)を製作しています。アイスや冷凍食品などのパッケージに使用される、切り取り用ミシン目などを同時に入れたり、ふたのしめ具合等の微妙な使用感にもこだわった製品の木型(抜き型)製作にも対応可能です。また、ニーズや用途に応じたオリジナル木型の開発も積極的に行っており、空気を送るバルブによって吸着・噴出が可能な木型など、様々な製品を開発しています。
企画から販売までを一貫して行われている大手容器メーカー様からのアウトソーシングにも対応しており、お客様と入念な打ち合わせを行うことで、ニーズに合わせたきめ細やかな製品づくりに務めています。納期・見積り・対応可能な素材の種類・検査基準の有無など、木型(抜き型)製作に関する事なら何でもお気軽にご相談ください。
電子部品の加工型
電子部品や家電製品に求められる精密な抜き型製作も得意です。
複雑な形状をしたパソコンの背面パネルや、携帯電話の基板や液晶フィルムなど、一般電子部品や工業用銘盤の抜き型には高い精度と精密さが求められます。
そこで弊社では、高精度・高精密加工による非常に細かい抜きに対応するとともに、精密計測器を駆使することで、その仕上がりを確かな数値によって証明することができます。
充実した生産設備と確かな品質を約束する検査機器、そして豊かな経験をノウハウを持った技術者によって、電子部品業界の最先端を支えています。